こんにちは!経堂ちとふな中央整骨院です。
本日は「産後の腱鞘炎」についてお話ししたいと思います。出産後の体調の変化はさまざまで、体が元に戻る過程でいろいろな不調が現れることがあります。その一つが「腱鞘炎」です。今回は、産後に腱鞘炎が起こりやすい理由と、どのように予防やケアをすればよいかについて詳しくご紹介します。
産後の腱鞘炎とは?
腱鞘炎(けんしょうえん)は、腱を包む腱鞘という組織が炎症を起こす状態です。手首や指、腕などに痛みや腫れ、動かすと痛む症状が現れます。産後は、授乳や赤ちゃんの抱っこ、オムツ替えなどの動作が繰り返されるため、手や腕に負担がかかりやすく、腱鞘炎が発症することが多いです。
どうして産後に腱鞘炎が多くなるのか?
産後の体にはいくつかの大きな変化があります。特にホルモンバランスが大きく変わることが腱鞘炎の原因に関わっています。
- ホルモンの影響 妊娠中に分泌される「リラキシン」というホルモンが、産後もしばらく体内に残ります。このホルモンは関節や靭帯を柔軟にし、出産時に骨盤が広がりやすくなるよう働きます。しかし、産後もその柔軟性が残っているため、普段の動作で腱や筋肉に無理がかかりやすくなります。
- 授乳や赤ちゃんの抱っこ 母親として、授乳や抱っこ、おむつ替えを繰り返すことは日常的に行う動作です。これらの動きで手首や肩、腕に負担がかかり、腱鞘炎を引き起こす原因になります。
- 体の疲れとストレス 産後は育児に追われ、睡眠不足や体の疲れが溜まりやすい時期でもあります。体が疲れていると、無意識に力が入ってしまったり、正しい姿勢を保つのが難しくなったりします。このことが腱に余計な負担をかけ、腱鞘炎を引き起こす一因となることがあります。
産後の腱鞘炎の予防法
産後の腱鞘炎を予防するためには、以下のようなことを意識して行いましょう。
- 手首や腕のストレッチをする 定期的に手首や腕をストレッチして、柔軟性を保ちましょう。特に授乳後や抱っこをした後に軽くストレッチをすることで、筋肉の緊張を和らげることができます。
- 無理のない姿勢を保つ 赤ちゃんを抱っこする際には、無理な姿勢を避け、体に負担がかからないようにしましょう。抱っこ紐を使う際も、肩に負担をかけないように調整することが大切です。
- 適切な休息を取る 産後は体の回復が必要な時期です。十分な休息と睡眠を取ることで、筋肉や関節の回復を助け、腱鞘炎の予防につながります。
- 温熱療法やアイスパックでケア もし痛みや腫れを感じたら、早めにアイスパックで冷やす、もしくは温熱療法で血行を促進することも有効です。
腱鞘炎がひどくなる前に早めの対処を
もし、産後に手や手首に痛みを感じた場合、早めに整骨院でのケアを受けることをお勧めします。痛みがひどくなる前に、正しい対処法を取り入れることで、症状の悪化を防ぐことができます。
当院では、産後の体のケアや腱鞘炎の予防にも力を入れており、個々の症状に合わせたアプローチを行っています。お困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
産後は身体の不調に悩まされることが多いですが、適切なケアを行うことで、日常生活の質を向上させることができます。無理をせず、自分の体に優しく接してあげてくださいね。
経堂ちとふな中央整骨院
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