変形性膝関節症とは、膝の関節にある 軟骨がすり減ることで、痛み・腫れ・動きの悪さ が起こる状態をいいます。特に中高年の方に多く、40代以降から少しずつ症状が現れやすくなります。
どうして膝の軟骨はすり減るの?
膝関節は、歩く・立つ・階段を上るなど日常生活のほとんどの動作を支えるため、負担が集中しやすい場所です。
軟骨がすり減ってしまう主な原因は以下の通りです。
● 加齢による変化
年齢とともに軟骨の弾力が低下し、摩耗しやすくなります。
● 運動不足
筋力が弱いと膝が正しく支えられず、関節への負担が増加します。
● 体重増加
体重のわずかな増加でも、膝には数倍の負荷がかかります。
● 姿勢・歩き方のクセ
O脚傾向、片足に体重をかけるクセなどは、膝に偏った圧力をかけやすくなります。
● 過去のケガ
半月板損傷や靭帯損傷の既往があると膝のバランスが崩れやすく、変形が進行しやすくなります。
どんな症状が起こるの?
症状は徐々に進行していくことが多く、初期・中期・進行期でサインが変わります。
〈初期〉
・朝起きて動き始めに膝が痛い
・歩き始めが重い
・階段の下りで違和感がある
〈中期〉
・膝が腫れたり温かく感じる
・歩行中にも痛みが出る
・正座やしゃがむ姿勢がつらい
〈進行期〉
・膝の変形が見られる
・安静時にも痛みが続く
・歩く距離が短くなる
「そのうち良くなるかな」と放置しがちですが、早いうちからケアを始めた方が改善しやすいのが特徴です。
経堂ちとふな中央整骨院でできるケア
当院では、膝の状態に合わせて次のような施術を行います。
● 筋肉・関節の調整
膝まわりや股関節・足首のバランスを整え、余分な負担を取り除きます。
● 姿勢・歩行の改善
O脚傾向や体の使い方のクセがある場合、正しい動き方を身につけるだけでも痛みが軽減します。
● ももの筋力(特に大腿四頭筋)を鍛える
膝を守る最も大切な筋肉。膝への負担を減らすためのトレーニングを指導します。
● 日常生活でのアドバイス
・階段の使い方
・座り姿勢
・体重管理
・自宅でできるセルフケア
など、継続しやすい方法をお伝えします。
自宅でできる簡単ケア
◎ タオルを使った膝伸ばし運動
- イスに座り、片足を前に伸ばす
- つま先を手前に引き、膝裏を軽く押すように意識
- 10秒キープ × 5回

膝の負担を減らし、関節の動きを滑らかにする助けになります。
まとめ
変形性膝関節症は「年齢だから仕方ない」と思われがちですが、
早い段階で適切なケアを行えば、痛みの軽減・進行予防が十分に可能 です。
膝の痛み・違和感が続く方は、一度ご相談ください。
毎日の生活がより快適に過ごせるよう、しっかりサポートいたします。
経堂ちとふな中央整骨院
〒156-0052 東京都世田谷区経堂2丁目16-1
診療時間
月火水金: 9:00 – 12:00|15:00 – 20:00
土日祝日: 9:00 – 12:00|15:00 – 18:00
定休日 : 木曜