こんにちは、経堂ちとふな中央整骨院です。
暑さが続くこの季節、気をつけたいのが「熱中症」。
実は、誰でもなる可能性がありますが、特に熱中症になりやすい“条件”がある人には要注意です。
熱中症リスクが高い人の特徴をお伝えします。
1. 高齢者(65歳以上)
特徴と理由:
- 体内の水分量が減少している(年齢とともに水分保有量が約10%減少)
- 喉の渇きを感じにくくなる(視床下部の感受性の低下)
- 汗腺機能の衰え → 汗をかきにくく、体温調整がしづらい
- 心臓・腎臓機能の低下 → 水分代謝が悪くなり、熱がこもりやすい
補足:
多くの高齢者は暑さを感じにくい・我慢しやすいため、室温が30℃を超えても「大丈夫」と思いがちです。
2. 乳幼児・小児
特徴と理由:
- 体温調節機能が未発達
- 体表面積が広く、体に熱がたまりやすい
- 自分で暑さや水分不足を伝えられない
- 地面に近い場所(ベビーカー・床)ほど気温が高くなる
補足:
30℃を超える屋外や、風通しの悪い場所では短時間でも重症化する危険があります。
3. 女性(特に痩せ型・冷え体質)
特徴と理由:
- 筋肉量が少ない → 体内に保持できる水分量が少ない
- 血流が悪くなりやすい → 体温を効率よく放出できない
- 月経周期やホルモンの影響で体温が不安定
- 冷房による冷えで自律神経が乱れやすい
補足:
冷え性の方は熱がこもっていても「暑さ」を感じにくく、熱中症に気づきにくい傾向があります。
4. 慢性疾患を持つ方(特に糖尿病・心疾患・腎疾患)
特徴と理由:
- 神経障害により発汗機能が低下(糖尿病性自律神経障害など)
- 利尿剤の服用で脱水しやすい
- 腎機能低下で水分の調整が困難
- 心疾患により体温調節や血流コントロールが不安定
補足:
これらの方は、水分摂取の制限があるケースもあり、医師の指示を守りつつ対策する必要があります。
5. 筋肉量が少ない人(高齢者・運動不足の人・痩せ型)
特徴と理由:
- 筋肉は水分の貯蔵庫 → 筋肉が少ないと体内の水分保持能力が落ちる
- 筋肉のポンプ作用が弱いと血液循環が滞り、熱がこもりやすい
- 基礎代謝が低く、自律神経も鈍くなりがち
補足:
整骨院ではこのタイプの方によく出会います。疲労感やむくみも、熱中症リスクのサインかもしれません。
6. 外で長時間活動する人(建設・農業・警備・部活動など)
特徴と理由:
- 直射日光に長くさらされ、体温が上昇
- 大量の汗によって脱水・塩分不足が進行
- 暑さに慣れていない(6月〜7月初旬は特に危険)
補足:
「暑熱順化」といって、徐々に暑さに慣れる期間が必要です。急に長時間の外作業は非常に危険です。
7. 室内でも熱中症になる人(冷房を使わない高齢者など)
特徴と理由:
- 家の中でも温度・湿度が上がりやすい
- 冷房が苦手・節電意識が強い
- 風通しの悪い室内で汗をかきにくく、熱がこもる
補足:
「家にいるだけでなぜ?」というケースの多くがこれ。
湿度と風通しの悪さが、静かに体を追い詰めます。
最後に:誰にでも起こりうる熱中症。油断せずに自分の体を守りましょう。
当てはまる特徴が多ければ多いほど、熱中症のリスクは高くなります。
ただし、「若くて健康だから大丈夫」と思っている人も、体調や睡眠不足、前日の飲酒や疲労で一気にリスクが高まることもあります。
こまめに水分補給をお願いします。
経堂ちとふな中央整骨院
〒156-0052 東京都世田谷区経堂2丁目16-1
診療時間>>
月火水金: 9:00 – 12:00|15:00 – 20:00
土日祝日: 9:00 – 12:00|15:00 – 18:00
定休日 : 木曜
特別休診7月30日(水)